特別養護老人ホーム 唐松荘  

愛誠会は、時代と共に成長します。

第5回 ワーク・ライフ・バランス大賞
優秀賞を受賞しました。

主な取組みの内容

―「両立支援委員会」からの提案による制度を毎年創設し、離職率の低下―

○職員による「両立支援委員会」からの提案のもとに、子供だけでなく孫も対象にした託児施設の設置、3日連続有休取得奨励(ジョイフル休暇)など、支援制度を毎年作り出すとともに、働きがいを高めるためのキャリアアップ研修を実施。

○この結果、離職率7〜11%と介護施設の平均離職率(約2割)に比べ低く推移し、人手不足が深刻化する介護業界で安定した人材確保ができている。

表彰状   記念品

2009年認定事業主 社会福祉法人 愛誠会 認定日2009.9.15

 

計画期間:平成19年5月1日〜平成21年4月30日までの2年間

主な取組みの内容

@パパプログラム(男性の育児参加の促進)を推進するため、月1回の定期的な会議において、男性職員が積極的に育児に関わることが出来るように特別休暇や年次有給休暇の計画的取得を協議して職員に周知したところ、職員間の協力を得ることが出来たため、男性職員1名が育児休業を取得することが出来た。また、育児に積極的に参加できるように子育てのための新しい休暇制度の検討を行い、「子のバースデイ休暇(有給)」を導入した。

Aより一層のパパプログラムを推進するため、ワークライフバランスにも目を向けて「ジョイフル休暇(3日連続の有給休暇)」を創設し、休暇制度の充実を図った。
【認定日現在】

1趣旨・目的

次世代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境整備を進めるため、次世代育成支援対策推進法が成立し、平成17年4月1日から全面施行されています。
この中で、企業は、次世代育成支援対策のための一般事業主行動計画(以下「行動計画」という。)を策定し、その旨を都道府県労働局に届け出た上で、その行動計画に基づく取組を進めていくこととなっています。
また、事業主は、雇用環境の整備について適切な行動計画を策定したこと、その行動計画に定め目標を達成したことなどの一定の要件を満たす場合は、申請を行うことにより厚生労働大臣の認定を受けることができ、認定を受けた事業主は、その旨を示す表示(以下「認定マーク」という。)を広告、商品などにつけることができるようにない、認定を受けた企業であることを対外的に示すことができます。

社会福祉法人 愛誠会のこれまでの取組み

平成 5年 4月  介護休業制度の導入(年計3ヶ月間)
平成13年 9月  唐松荘内託児施設「ひだまり園」開所(定員10名)
平成14年 8月  子の看護の為の休暇制度(年5日間)
平成14年10月  ファミリーフレンドリー企業表彰・岡山労働局長賞受賞
平成17年 7月  「男性の育児参加促進事業主の指定を受ける。
          パパプログラム(出産介助休暇以外に年3日間)スタート
平成17年11月  ひだまり園定員5名増員(定員15名)
平成18年 4月  両立支援委員会(子育て中の職員による)設立
平成20年 1月  男性の育児休業取得第1号誕生
平成20年 2月  「おかやま子育て応援宣言企業」岡山県知事賞受賞
平成20年 4月  子のバースデイ休暇導入
平成21年 4月  ジョイフル休暇(3日連続有給取得)導入
平成21年 9月  次世代育成支援対策推進法「くるみんマーク」を岡山労働局より認定
平成23年 4月  子の看護の為の休暇制度を中学校就学前までに延長
平成23年11月  第5回 ワーク・ライフ・バランス大賞 優秀賞 受賞

子育て支援制度とワークライフバランスの取り組み内容

育児休業制度     ……法どおり
勤務時間短縮等の措置 ……・育児休業に準じた制度
             ・所定外労働をさせない制度
             ・事業所内託児施設の運営
               いずれも小学校就学の始期に達する日まで
子の看護休暇     ……1時間単位の取得可能、有給
時間外・深夜の労働制限……申出により子育て中の労働時間は協議し、夜勤・変則勤務を免除。

喜ばれている制度やしくみ

・介護休業も法の施行(平成7年施行)より早く平成5年に導入。

・育児休業は、ほぼ100%利用され、原職に復帰。

・子育てはみんなで助け合いながらという職場風土。

・託児施設「ひだまり園」(定員15名)で0歳から小学校就学前までの子を保育。看護・医療も充実しており、保育をする上での離乳食やアレルギー食への対応も可能。

▼子のバースデイ休暇…申請により、中学校卒業前までの子の誕生日に休暇を取得できます。

▼ジョイフル休暇…申請により、家族を大切にする目的で連続3日間の休暇を取得

パパプログラム(男性の育児参加の促進)とは

父親となる職員は、配偶者の産後期間中(出産予定日前後からおよそ8週間程度の期間)に、出産介助休暇とは別に3日間の年次休暇計画(パパプログラム)を作成し、男性職員が積極的に育児に関わることができるような取組みを行っています。現在2名の職員が進行中。

両立支援委員会では

子育ての意義を高く評価し、支援する環境づくりを目指し、子育て中の職員23人による、両立支援委員会を月1回開催し、仕事と家庭の両立に向け問題点を話し合う場を設けています。 また、ここではパパプログラムの推進状況やバースデイ休暇取得者の声などを取り入れ職員間でも制度を広く周知しています。

一般事業主行動計画の内容

◆子供が生まれる際の父親の休暇取得の促進(パパプログラム)(第1.2期)
◆「ジョイフル休暇」を新設し、年次有給休暇の取得促進(第3期.第4期.第5期)
◆所定外労働の削減のため、月に2回、ノー残業デーを実施。(第3期.第4期.第5期)

※ワークライフバランスとは?

仕事だけでなく家庭人としても充実した生活が送れ、家庭での責任や要望を果たせる生活スタイルを実現するため、愛誠会は、柔軟な働き方を支援し満足できるライフスタイルを応援しています。

平成14年度「ファミリーフレンドリー企業表彰」受賞内容
(岡山労働局長賞)

・育児休業制度及び介護休業制度については、休業期間の変更等について法を上回る内容となっている。

・育児休業は、出産者全員が取得しており、管理職の利用もある。利用者があった場合は代替要員を雇い、休業後は原則として原職に復帰させている。また、休業中の情報提供等、休業後従業員が復職しやすくなるための取組を行っており、利用者全員が復職している。

・育児のための勤務時間短縮等の措置として、小学校就学前までの子が利用できる託児施設「ひだまり園」を設置し、育児休業取得後も働き続けやすい職場環境の整備を図っている。開所時間は7時30分から夜7時までとなっており、早出や遅出勤務の場合にも利用できるものとなっている。現在の利用者のうち1人は男性である。

・子の看護のための休暇制度を導入し、さらに仕事と家庭との両立がしやすい環境の整備に努めている。
【表彰日現在】

平成19年度「おかやま子育て応援宣言企業」受賞内容
(岡山県知事賞)

<子育て応援宣言>

・事業所内保育施設の充実に努めます。
・男性の育児休業取得を奨励します。
・仕事と育児の両立のための、両立支援委員会による提言を増加させるよう努めます。

<取組状況>

 毎月1回開催している両立支援委員会の意見要望等を参考に、個別面談や柔軟な働き方の承認等、一人ひとりに合わせた両立支援を行っている。また、平成20年1月から男性職員1名が育児休業を取得している。

<柔軟な働き方の支援>

 職員と個別面談を行い、抱えている不安や問題などを話し合い、家庭の実状に合わせて、夜勤・宿直・休日勤務等の免除、夜勤のない職場への配置換え等、柔軟な働き方を選択できる環境づくりを行っている。
【企業登録日現在】

平成29年度「将来世代応援企業賞」受賞内容

社会福祉法人愛誠会では、男性が子育てのための有給休暇を活用すること、家族と過ごす時間を確保するため3日間以上連続した有給休暇を取得できる「ジョイフル休暇」制度や15歳未満の子どもの誕生日は特別休暇とする「バースデー休暇」、子や孫を対象にした事業所内託児施設、託児所の利用対象外となる就学児童が休校日に職場で過ごすことができる「ちびっこ出勤」などの取り組みが女性の育児休暇100%・離職率7%の成果が評価され、全国13県(岩手・宮城・福嶋・長野・三重・滋賀・鳥取・岡山・広島・山口・徳島・高知・宮崎)の若手知事でつくる日本創生のための将来世代応援知事同盟より、将来世代応援企業賞を受賞いたしました。